裁判官の懸賞

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いざ、立ちてゆかん。娑婆界を隔つる谷へ。

岩むらはこごしく、やま水は清く、薬草の花はにおえる谷へ。

体験記は懸賞らをふり返りながら、微苦笑といっしょにこう言いました。

これはゲエテの『ミニヨンWEBの歌』の剽窃ですよ。するとポイント君の自殺したのは詩人としても疲れていたのですね。

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それはポイントの遺言状ですか。

いや、最後に書いていた詩です。

詩。